ドロミテの森に息づくケルトの智慧。レストラン「YERA」が贈る収穫の記憶
ケルトの智慧と「収穫」を象徴する場所
イタリア・ドロミテの峻烈な自然の中に佇む「FORESTIS」。その静謐な空間に、新たなガストロノミーの地平を切り拓くレストラン「YERA」が誕生しました。店名の「YERA」とは、かつてこの地に根を下ろしたケルト人の言葉で「収穫」を意味します。3,000年以上の時を超え、自然を師と仰ぐ先人たちの教えを現代の皿の上へと昇華させるのは、エグゼクティブシェフのRoland Lamprecht。森の素材を主役に据えた、根源的な食の体験がここから始まります。

赤土と火を囲む、原始的かつ洗練された空間
山道を登り詰めた先に現れる店内は、外界の喧騒から切り離された洞窟のような静寂に包まれています。壁と床を彩るのは、ペイテルコフェル山から採掘された「赤土」。天井を見上げれば、逆さまの船を彷彿とさせる木造構造が広がります。中央に据えられた火炉を囲むのは、わずか18席。雑音を削ぎ落とし、ただ味覚と沈黙に深く向き合うための環境が整えられています。

森の息吹を閉じ込めた「フォレスト・キュイジーヌ」
提供されるのは、季節のベリーやナッツ、キノコ、ハーブといった森の恵みを、発酵や塩漬け、乾燥、燻製といった先祖代々の技法で仕立てた「フォレスト・キュイジーヌ」です。ペアリングされるドリンクも、すべて自家製の自然発酵によるもの。アルコール度数を5%以下に抑えることで、素材本来の輪郭を鮮やかに際立たせます。クラシックな形式に縛られず、自然のサイクルに身を委ねる料理の数々は、食べる者の感性を優しく揺さぶります。


伝統を未来へ繋ぐ、持続可能なガストロノミー
手触りの残る丸太のテーブルや、陶芸家Teresa Hintereggerが特別にデザインした食器。時には木製のスティックを使い、あるいは手で直接触れて味わうスタイルは、自然への畏敬の念を呼び覚まします。シェフとの対話を通じて文化の継承を肌で感じるひとときは、単なる食事を超えた非日常の旅。ドロミテの森が育んだ智慧は、今、一皿の芸術として未来へと繋がれていきます。

施設概要
- 施設名
- YERA
- 場所
- FORESTIS内
- レストラン公式サイト
- https:/
/ yera.it/ - 公式サイト
- https:/
/ www.forestis.it/ en