星々の呼吸を、透明な静寂に閉じ込めて。ジャガー・ルクルト「アトモス」が描く悠久の時。
マーク・ニューソンとの創造的な対話から生まれた最新作
窓辺に差し込む光がわずかに揺らぎ、室温が一度変化する。その呼吸のような微かな揺らぎをエネルギーへと変え、外部からの供給を一切必要とせずに時を刻み続ける時計があります。ジャガー・ルクルトの「アトモス」は、まさに自由を体現する存在といえるでしょう。このたび発表された「アトモス・ハイブリス・アーティスティカ・テルリウム」は、世界的デザイナーであるマーク・ニューソンとの長年にわたる絆から生まれた、芸術的な結晶です。

透明なガラスの球体に閉じ込められたのは、単なる時間ではありません。そこには、私たちが暮らす地球、夜を照らす月、そして生命の源である太陽が、数学的な美しさをもって配置されています。ミラノ・デザイン・ウィークで披露されるこの作品は、世界でわずか3本のみ。所有するという概念を超え、宇宙の運行を傍らで眺めるという、贅沢な体験を約束してくれます。
天体の神秘を再現する史上最も複雑なキャリバー590
本作の心臓部に宿るのは、アトモス史上最も複雑な機構とされる「キャリバー590」です。文字盤の中央では、精緻な地球儀が自転しながら太陽の周りを巡り、その傍らでは月が満ち欠けを繰り返します。特筆すべきは、その圧倒的な精度です。ムーンフェイズがわずか1日の誤差を生じるまでに要する時間は、5,770年。人の一生を遥かに超えた、悠久の時間がこの小さな宇宙には流れています。

針が時を刻む音さえ聞こえないほどの静寂の中で、天体たちは音もなく、しかし確実にその軌道を描き続けます。それは、人間が作り出した機械でありながら、自然の摂理そのものに同化したかのような錯覚を抱かせます。ただ眺めているだけで、日常の喧騒から解き放たれ、自分自身が大きな時間の流れの一部であることを思い出させてくれるのです。
539個のサファイアが彩る芸術的なデザインと職人技
外観を彩る意匠にも、メゾンが誇る職人技が惜しみなく注がれています。球体のガラスには64の星座が細やかに刻まれ、主要な星々を表現するために539個のカボションカット サファイアがセットされました。暗闇の中で光を捉え、青く煌めくその姿は、深淵な夜空そのものです。台座には月の表面を模したレーザー彫刻や、宇宙からの贈り物であるメテオライト(隕石)の象嵌が施され、物質としての奥行きを深めています。

マーク・ニューソンが追求したのは、複雑な機構を包み込む「究極の透明性」でした。余計な装飾を削ぎ落とし、機構そのものの美しさを際立たせるミニマリズム。背面に目を向ければ、彼の署名が刻まれたブリッジが、現代的な感性と伝統的な時計製造が見事に調和していることを物語っています。この時計は、書斎の片隅で静かに呼吸を続けながら、持ち主をいつでも宇宙への旅へと誘ってくれることでしょう。

商品概要
- 商品名
- アトモス・ハイブリス・アーティスティカ・テルリウム
- ブランド
- ジャガー・ルクルト
- 限定数
- 世界限定3本
- ムーブメント
- ジャガー・ルクルト製手巻キャリバー590(アトモス機構)
- 主な機能
- 時・分表示、24時間表示、テルリウム(地球・月・太陽の運行表示)、ゾディアックカレンダー、ムーンフェイズ
- ケース素材
- マーク・ニューソンによるデザインのクリスタルガラス製球体
- 公式サイト
- https:/
/ www.jaeger-lecoultre.com/ jp-ja/ clocks/ atmos/ atmos-hybris-artistica/ atmos-hybris-artistica-tellurium-by-marc-newson-q5765310